お仕事内容

ベアリングとは

ベアリングとは、「モノの回転を助ける部品」です。日本語では軸受(軸受)と呼ばれ、その名前が示す通り、メインは機械の中で回転する「軸」を支える部品です。
ベアリングは、「機械産業のコメ」と呼ばれるほど、あるゆる機械に用いられています。

≪例≫
自動車・航空機・発電機・冷蔵庫・掃除機・エアコン etc.

ベアリングの役割

POINT.1 摩擦を減らし、回転を滑らかにする

回転する「軸」と、回転を支える部分には、どうしても摩擦が発生します。
ベアリングは、この回転する「軸」と、「回転を支える部分」との間に使用されます。
ベアリングの活躍によって摩擦を少なくし、回転を滑らかにしてエネルギー消費量を限りなく少なくする。
これこそが、”ベアリングの最大の役割”です。

POINT.2 回転を支える部分を守り、回転する「軸」の位置を保つ

回転する「軸」と、回転を支える部分との間には、大きな力がかかります。
ベアリングは、この大きな力によって回転を支える部分が故障することを防ぎ、回転する「軸」を正しい位置に保つ役割を果たします。

ベアリングができるまで

外注業者より、「鍛造」・「旋削」・「熱処理」を行ったベアリングの各パーツを納品してもらい、当社で検品を行います。 

外輪加工

①幅研削

まずは、平行度・平面度を考慮したミクロン単位での幅を研削(砥石でパーツを削る作業)します。

②外経研削

外輪の外側を研削し、1ミクロン2ミクロンの単位で調整した真円度(完全な円に対しての制度を表す数値)の高い外輪にしていきます。

③内経(内側玉みぞ)研削

外輪・内輪の間に入るボールにあわせて内側を研削し、出来る限り摩擦がなくなるようにフィットした形状にしていきます。

④超仕上

摩擦力を極限まで減らし、ベアリングを長寿命にするために鏡のように写すレベルまで、磨きます。

内輪加工

①幅研削

まずは、平行度・平面度を考慮したミクロン単位での幅を研削(砥石でパーツを削る作業)します。

②外経(外側玉みぞ)研削

外輪・内輪の間に入るボールにあわせて外側を研削し、出来る限り摩擦がなくなるようにフィットした形状にしていきます。

③内経研削

内輪の内側を研削し、1ミクロン2ミクロンの単位で調整した真円度(完全な円に対しての制度を表す数値)の高い内輪にしていきます。

④みぞ超仕上

摩擦力を極限まで減らし、ベアリングを長寿命にするために鏡のように写すレベルまで、磨きます。

⑤組立

加工した外輪・内輪とボールなどのその他のパーツを組み立て、ベアリングが完成します。

⑥洗浄

上記の工程でベアリングとしては完成となりますが、商品として納品するために洗浄作業を行い、商品1つ1つを綺麗にします。

⑦検査

全商品を損傷などがないかチェックします。

⑧防せい

錆止め加工を行い、商品として完成。
丁寧に梱包を行いクライアント先へ納品します。